ーいい音といい音楽ー【贈る言葉/望月敬明先生の巻1】

 様々な演奏会のプログラムには素晴らしい贈る言葉が記載されています。このブログでは毎週一件づつ紹介していきます。50年の年月を経ているものもありますが、音楽に寄せる気持ちは今も昔も変わりませんね!(皆さんがお持ちのプログラムの心に残る言葉 ご一報下さい!!)

ーいい音といい音楽ー
 よく”いい音が出た”と言うことがあります。
 ところで ”いい音”と”いい音楽”とは密接不離のものですが、その求め方としては いい音を求めていい音楽になるというのではなくて ”いい音楽を求めて いい音が出る” そんな求め方をした時に、いい音が響き いい音楽が生まれるのだと思います。
 そして、いい音楽への求めが より深ければ深い程 そこに生まれる音は よりいい音楽をもたらす”いい音”なのだと思います。
 この合唱団が、そんな意味のいい音を響かせるかどうかは 聴かれる方々の御判断にまつとして、 心にふれる音あらば 惜しみない拍手を、首をかしげられても それでも励ましの拍手をお願いしたいものと思います。

1963年7月6日
顧問 望月敬明

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